野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか?

ボールを投げる際、肘や肩が痛む。全力投球ができない
安静にしていると痛みが軽減するが、運動すると痛みが再発する
肩を上げたり捻ろうとすると痛む
肘を曲げ伸ばしすると痛みが出る、素早く動かせない
手で物を持ち上げようとすると肩や肘が痛む、力が入りにくい
手を強く握ると肘に痛みが出る
肩や肘を動かすときに引っ掛かりを感じる
肘の内側や外側を押すと痛む
肩や肘、腕に痺れを感じる
肩や肘に不安定感や違和感を感じる
野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肩や野球肘は、運動時に肩や肘に現れる痛みの総称です。特に野球では投球動作を繰り返すことで肩や肘に負担がかかり、筋肉や関節を痛めて発生します。繰り返しの動作によって起こるため、野球に限らずテニスやバレーボールなど、肩や肘に瞬発的な力がかかるスポーツでも症状が出やすくなります。
肩の障害には、骨同士がぶつかることで起こるインピンジメント症候群、成長期の骨を痛めるリトルリーグショルダー、靭帯が緩んで関節が不安定になるルーズショルダー、肩の筋肉や腱を痛める腱板損傷などがあります。
肘の障害には、肘の内側や外側の筋肉や腱を痛める内側上顆炎・外側上顆炎、肘関節を保護している膜が挟まって痛みが出る滑膜ひだ障害、繰り返しの負担により肘の骨が変形したり、発達した筋肉が神経を圧迫して起こる尺骨神経障害などがあります。
症状の現れ方は?

初期症状では、肩や肘に運動時のみ不安定感や痛みが現れ、安静にしていると症状は軽減します。しかし、同じ運動を繰り返すことで、運動後も痛みが続いたり、痛みが出る時間が長くなっていきます。
肩の場合は、肩関節を90度以上上げようとすると痛みや引っかかり感が生じます。肘の場合は、肘の内側や外側を押すと痛みが出たり、スムーズに曲げ伸ばしができなくなることがあります。また、肘から小指にかけて痺れを感じることもあります。さらに、ドアノブを回す、ペットボトルのキャップを開けるなど、手を捻る動作でも肘周りに痛みが出ることがあります。
その他の原因は?

野球などのスポーツを行う人は、投球動作やフォームが悪いと肩や肘の関節に無理な力が加わったり、筋肉に頼った投げ方によって筋肉や靭帯を痛めてしまいます。また、弱い力であっても繰り返し負担がかかることで、肩や肘の筋肉に炎症が起こります。その状態でさらに運動やトレーニングを続けると、症状は悪化していきます。
肩の筋力が低下していると関節が不安定になり、骨同士が衝突しやすくなります。さらに、筋肉で支えられていない分が靭帯に負荷をかけてしまい、痛みが出現します。日常生活でも、同じ動作の繰り返しやパソコン作業で肩を内巻きにした状態で力を入れ続けたり、マウス操作などで肘に力が入り続ける状態でも症状が出現することがあります。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

野球肩や野球肘を放置すると、痛みや可動域の制限が悪化する恐れがあります。その状態で投球動作を繰り返すと、肩や肘の関節、筋肉、腱、靭帯に過度な負担がかかり、炎症や損傷が進行します。その結果、関節の変形が進み、慢性的な痛みが続く可能性が高くなります。
最終的には、パフォーマンスの低下や日常生活への支障が生じることがあります。症状がさらに深刻化すると、手術が必要になる場合もあります。そのため、早期の発見と適切な治療、リハビリが重要であり、日常生活でも肩や肘への負担を軽減することが回復を促進する上で大切です。
当院の施術方法について

野球肩や野球肘の施術には、いくつかの治療法があります。まず、手技療法により筋肉や関節の柔軟性を改善し、痛みを軽減します。電気療法を併用して炎症を抑え、血流を促進し回復をサポートします。
また、アイシングや温熱療法を用いて、動作時の痛みを和らげます。肩関節や肘関節の可動域向上と血流促進のためにストレッチを行うこともあります。さらに、野球肩や野球肘の再発防止のために、骨格の矯正を行う場合があります。骨格の歪みにより投球フォームが崩れると、再び肩や肘に負担がかかるため、再発防止に重要な施術のひとつです。
軽減していく上でのポイント

野球肩や野球肘を改善するためには、まず適切な休息を取り、炎症や疲労を防ぐことが重要です。肩や肘の柔軟性を保つストレッチを行い、筋肉のバランスを整えることも必要です。特に肩や肘周りのインナーマッスルを鍛えることで、関節への負担を軽減できます。
また、偏った投球フォーム、例えば過度なオーバーヘッド投球などを改善し、正しいフォームで投げることも大切です。さらに、投球の頻度や強度を適切に管理し、十分な回復時間を確保することで、再発防止につながります。
監修
大山駅前接骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:新潟県十日町市
趣味・特技:ライブ、カフェ、韓国料理






