ばね指について

ばね指とは?

腱や腱鞘が炎症を起こすと腱鞘炎となり、これが進行すると引っかかりが生じ、ばね現象が発生します。この状態をばね指と呼びます。

ばね指の根本原因は?

ばね指の根本的な原因は、日常生活での指の使いすぎです。家事や仕事で多く指を使う方は、ばね指になりやすい傾向にあります。また、更年期や出産などでホルモンバランスが崩れる時期の女性は、特にそのリスクが高くなります。指を使いすぎることで腱鞘炎が発生し、それが進行するとばね指になります。筋肉と骨を結びつける腱が通る部分に炎症が起こり、痛みを感じるようになります。そのまま放置すると、腱や腱鞘が腫れ、指がうまく動かなくなり、ばねのようにカクカクと動くことがあります。また、透析患者や糖尿病の方もばね指になりやすいため、注意が必要です。

こんなお悩みはありませんか?

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Q.ばね指になりやすい人はどんな人ですか?
A.更年期の女性や妊娠中や出産期の女性に多いです。また、手の使いすぎやスポーツなどで指を良く使う人に多いです。他にも。糖尿病、リウマチ、透析患者のかたもなりやすい人が多いです。

Q.ばね指の治し方は?
A.ばね指の初期の治療は手と指の安静とストレッチになります。負担をかけすぎるのもよくないのでなるべく負担をかけないように伸展、屈曲運動を行ってください。

Q.ばね指の時にやったらいけないことはありますか?
A.関節をあまり動かさないように指の曲げ伸ばしの動作を制限する必要があります。運動や日常生活での矯正的に伸ばすような動作や引っ張る動作は避けた方がよいです。

Q.ばね指は冷やしたほうがいい?
A.痛みの少ない初期でしたら冷やすことが効果的です。慢性的な痛みになったら温めて血流を良くすることが大事になります。

Q.ばね指に有効なマッサージはありますか?
A.筋肉や腱の滑走性をあげるように指をスライドし行うと良いです。痛すぎても良くないので加減も大事になってきます。

ばね指に対する当院の考え

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ばね指に対する当院の考えとして、日常生活で手や指を使わないことはほとんど不可能です。そのため、しっかりと施術を行わなければ、辛さが長期間続いてしまう可能性があります。施術はできるだけ早めに行うことが大切です。接骨院や整形外科でしっかりと施術を受けることができるので、痛みを我慢せずに受診しましょう。また、セルフケアについても教えてもらえることが多いので、施術とセルフケアを組み合わせれば、軽減が期待できます。腱や腱鞘は回復に時間がかかることが多いため、根気よく施術を続けていきましょう。

仕事やスポーツをしている方は、その活動を中断することは難しいと思います。そのため、接骨院や整形外科の先生の指示を受け、適切な対応をしていくことが重要です。

ばね指はなぜ起こるのか?

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ばね指の生活における原因としては、指の使いすぎが挙げられます。日常生活で手を使わないことは難しいと思います。現代では、スマホやパソコンの操作ではもちろん指を使いますし、スポーツや楽器の演奏など、同じ動作を繰り返すことで指に大きな負担がかかることが原因となります。

また、女性の場合は更年期や妊娠、出産期のホルモンバランスの変化も影響します。加齢に伴う身体の変化や筋力の低下も原因として挙げられます。

症状としては、痛みやこわばり、動きの制限、握力の低下、指の変形などが現れることがあります。症状が強く出ている方は、早めに施術を受けることをおすすめします。

ばね指を放っておくとどうなるのか?

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ばね指を放置すると、指の関節が伸びにくくなることがあります。特に中指で発生しやすく、薬指や人差し指にも見られることがあります。腱鞘という腱が通るトンネルのような場所で狭窄が進行し、滑走が制限されると滑膜炎が発生します。その結果、腱が腫れ、太くなるため、関節が曲げにくくなってしまいます。

また、放置すると握力の低下が見られることもあります。手術を行ってもあまり軽減されないこともあるため、早めの施術をおすすめします。

保存的施術もありますが、ステロイド剤の注射や鎮痛剤、外用薬の使用、装具による固定などが行われることがあります。

ばね指に効果的な当院の施術メニューは?

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ばね指に効果が期待できる当院の施術メニューは「手の極み」というメニューになります。手首や指の痛み、手を酷使している方、デスクワークで指を常に動かしている方におすすめのメニューです。

ばね指に対してもしっかりと軽減が期待できると思います。指をしっかりと動かしたり、ストレッチを取り入れる手技があるので、おすすめのメニューです。

メニューのコースによっては、ジェルやオイルを使用していきます。これにより、痛みの緩和や筋緊張の軽減、血流促進、痩身効果が期待されます。

他に効果が期待できる施術メニューとしては、鍼の施術があります。指の周りの筋肉を緩めることで、指の筋肉も緩みやすくなるため、おすすめのメニューです。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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手の極みの施術を受けると、しっかりと筋肉が緩んでくれるため、指が動かしやすくなります。
ジェルやオイルなどを使うことにより、筋緊張の軽減や血流促進、痩身効果などが期待されます。ストレッチやアーチ調整も手技の一つであり、柔軟性を高めることが期待されるため、手や指が動かしやすくなります。
鍼の施術を受けると、その時は効果があまり感じられないこともあるかもしれませんが、筋肉が緩んでくれるため、指が動かしやすくなったり、全体的に硬さが軽減することが期待されます。

ばね指を軽減するために必要な施術頻度は?

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ばね指を軽減するために必要な施術の頻度は、痛みが強い時には毎日または週に5回程度施術を行います。痛みが軽減してきた場合は、週3回から4回に頻度を落とします。日常生活で指を使って問題がない場合は、週2回から3回に頻度を減らしていきます。痛みがなくなり、日常生活に支障がなくなっても、施術を急にやめてしまうと再発する可能性があるため、メンテナンスも兼ねて週1回の施術を続けてください。それでも痛みが出ない場合は、月1回に頻度を減らしてケアをしていきましょう。